アパート外壁塗装の費用相場・塗料の耐用年数は?

築年数も増えてきて、アパート全体が劣化して見えると感じることはありませんか?

築浅でなくとも、建物の外壁塗装によって印象を変えることは十分可能です。

ここでは、アパートの外壁の費用相場やタイミング、注意すべきポイントについてご紹介します。

アパート外壁塗装の費用相場

アパートの外壁塗装は、建物の階数や塗装面積によって費用の差が生じます。

一般的な階数ごとの平均的な費用は以下のとおりです。

階数 費用
2階建て 約120〜300万円
3階建て 約150〜400万円

この相場はあくまで平均額で、外壁の状態によって追加工数が発生する場合は更に費用がかかります。

また、作業に必要な足場代も追加で必要になります。

足場代の相場は工事費用の20%~25%程度とされていて、1㎡あたり1,000円程度が相場です。

建物の規模によって費用が変わるため、予め足場代等を含めた必要予算を認識しておくと良いでしょう。

塗料の種類による費用と耐用年数の違い

外壁塗装は塗料の種類によって、費用も耐用年数も異なります。

外壁塗装に使用される塗料の種類、費用、耐用年数は以下のとおりです。

塗料の種類 耐用年数
ウレタン 5〜10年
シリコン 7〜15年
フッ素 12〜20年
セラミック塗料 10〜25年
光触媒塗料 10〜25年

ウレタンシリコンフッ素は合成樹脂で、これらと異なる成分を組み合わせて作られるのがその他の塗料です。

セラミック塗料は、「ハイブリッド塗料」と呼ばれ、複数の成分の良さを持ち合わせている上、耐久年数も長くコストパフォーマンスの良い塗料と言われています。

アパートは戸建てと異なり複数の入居者がいるため、塗装工事を頻繁に行うことは困難です。

また、工事代や足場代が毎回かかることを考えると、工事費を抑えることを優先して安くて耐久年数の少ないものを選ぶよりも、耐久年数の長い塗料を選んで塗り直しの頻度を減らすことを優先したほうが良いでしょう。

アパートの外壁塗装のベストタイミング

塗料の種類にもよりますが、外壁塗装のタイミングは一般的には10年ごとが目安です。

上でご紹介した耐久年数の長い塗料の場合でも、下記のような状態が確認された場合、外壁塗装を検討することをおすすめします。

外壁を触ると手に粉がつく

「チョーキング」という現象で、塗料に含まれている顔料が劣化により表面に出てきてしまっている状態です。

この状態を放置すると防水機能などが低下してしまい、最悪の場合外壁のひび割れ等に繋がります。

苔やカビが生えている

経年劣化により塗料の効果が失われ、防水性が低下している可能性があります。

苔などの発生は建物の立地、周辺環境、結露などの要因も考えられますが、塗料の劣化によっても発生することは多くあります。

こちらも放置するとひび割れなどの大きな傷につながるため、対処が必要です。

外壁にヒビが入っている

経年劣化が進み、塗料が本来の役割を果たせていない状態です。

早急にヒビを修理したり外壁塗装をし直す必要があります。

 

また、建物の状態だけではなく、アパート運営の観点からも外壁塗装に適したタイミングがあります。

一つは新しい入居者が内覧したり入ってくるタイミングは、アパートの印象を良くするためにも工事を避けるべきです。

具体的には、入学や新社会人が新居を探し入居する3〜4月、転勤が発生する9月頃は避けましょう。

もう一つは、入居者にエアコンの使用を制限してもらう可能性が生じると迷惑をかける、真夏や真冬は避けたほうが良いでしょう。

よって、外壁塗装に最も適した季節は、秋から冬までと言えます。

アパートの外壁塗装の注意ポイント

アパートの外壁塗装をする場合、以下のポイントについて注意しましょう。

入居者、近隣への告知や配慮

外壁塗装中は入居者の生活に影響が発生する可能性が高いです。

作業中に窓を開けることができないのはもちろん、ベランダに洗濯物を干すこともできません。

しかもその期間は2〜3週間と長くなるため、住民の負担を考え早めに告知をするべきです。

基本的には工事の1ヶ月前までに、工事期間や作業時間に関する告知をします。

また、万が一工期が伸びた場合に備え工期の延長の可能性、においや音の発生、作業員の出入りについても触れておいたほうが良いでしょう。

事前にベランダの私物も屋内に入れてもらうよう告知しましょう。

 

また、両隣や向かいなどの近隣の住民にも告知が必要です。

塗装業者の方で告知を行ってくれる場合もありますが、近隣との関係性も考え、業者任せにせずオーナーも一緒に回ると安心です。

外壁塗装は経費として計上

外壁塗装の費用は確定申告時に、資本的支出か修繕費のどちらかで経費計上ができます。

違いとしては、塗料を性能の良いものに変えたり、外観を良くして建物の価値を上げるための塗装工事であれば資本的支出、不具合がある箇所を補修する塗装工事であれば修繕費となります。

工事内容によってどちらで計上するかは変わる上、素人による判断は難しいため、施工を依頼する業者に確認するようにしましょう。

まとめ

  • アパートの外壁塗装の費用相場は120〜400万円で、建物の規模や使用する塗料によって差が出る
  • 塗料を選ぶ際には、長持ちするコストパフォーマンスの良いものを選ぶ
  • 外壁塗装のタイミングの目安は10年だが、劣化のサインを見逃さないように

アパート運営の要は入居率です。

内装だけではなく外観の維持や改善は入居率アップにも繋がるため、劣化が目立つと感じた場合は外壁塗装工事を検討してみてください。

外壁が劣化していますよと自ら営業をかけてくる業者の中には、詐欺まがいの業者も紛れているため、注意が必要です。

業者を選ぶ際には、アパートの外装塗装の工事実績の多い信頼できる業者を選びましょう。